第4回全国ムスリムミーティング 「現代日本社会における『ダアワ』に関して」共同声明文発表

第4回全国ムスリムミーティング
(兼:日本イスラーム学術会議第1回大会)
共同声明文を発表

~現代日本社会における「ダアワ」に関して~

 2017年8月5日(土)、第4回全国ムスリムミーティング(兼:日本イスラーム学術会議第1回大会)が慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにて開催されました。今回は現代日本における「ダアワ」(信仰への呼びかけ)をテーマに、同ラボ代表の奥田敦教授の基調講演「現代日本社会におけるダアワ」とともに、全国4か所5名の登壇者の発表が行われました。さらに5名の討論者のコメント、全体のディスカッションを通して、日本社会に対するダアワのみならず、ムスリム相互のダアワにも踏み込んで、様々な角度から議論が行われました。なお、議論の成果は、イスラーム研究・ラボ代表、日本イスラーム学術会議会長、奥田教授の名前で共同声明文「現代日本社会における「ダアワ」に関する9条」として取りまとめられました。


بسم الله الرحمن الرحيم

第4回全国ムスリムミーティング(兼:第1回日本イスラーム学術会議大会)
共同声明文

現代日本社会における「ダアワ」に関する9か条

  1. ダアワを、すべての人々が分かち合える真理に則して「人間として」生きる努力への呼びかけとする。
  2. ダアワに際して、私たち一人ひとりは、世界の創造主の代理人であるとともに、弱さを抱えた存在であることを忘れない。
  3. ダアワの基礎は、一人ひとりの学びにある。自らのイスラームについての思い込みを見つめなおすことから始めたい。
  4. ダアワによって、すべての人々は、世界の創造主に愛され、守られているという真実に気づいてもらうことができる。
  5. 高圧的で教条主義的なダアワでは、効果が期待できない。一方的な押し付けにならぬよう、相手方の状況を十分に斟酌しながら行わなければならない。
  6. 挨拶をはじめとする礼儀、相手に対する感謝の言葉、惜しみのない笑顔はダアワの出発点である。家族の姿勢が子供にとってのよき手本になることを忘れない。
  7. 近隣の人々との良好な関係作り自体が大きなダアワとなる。
  8. マスジド(礼拝所)はダアワのための重要な窓口になり得る。日本語による積極的な情報発信や、日本人を対象とした幅広い活動が効果的である。
  9. 日本イスラーム学術会議は、時代と場所に即したかたちで真理への呼びかけを行うことができる人材の育成を課題と位置付け、活動目的の一つとする。

2017年8月5日

取りまとめ責任者:
奥田 敦
慶應義塾大学総合政策学部教授
慶應義塾大学SFC研究所イスラーム研究・ラボ代表
日本イスラーム学術会議会長


 

 また今回、研究と議論を深め、情報を共有、発信する場として設立された「日本イスラーム学術会議」の会員募集が開始されました。会の趣旨とこれまでの2つの共同声明文にご賛同いただける方は、どなたでもご入会いただけます。

日本イスラーム学術会議設立の趣旨

「本会は平和を愛し、信仰の違いにかかわらず、平和裏の共生関係を築くべく、教えと経験の両面から研究と協議を行い、情報の発信と共有に努めるための実践的な学びの場とするために、慶應義塾大学SFC研究所イスラーム研究・ラボ内に設立する。なお、本会の運営、活動、情報発信等は、原則として日本語で行うものとする。」(会則第2条)

過去の共同声明文

第2回全国ムスリムミーティング共同声明文
第3回全国ムスリム(第1回全国ムスリマ)ミーティング共同声明文

お問い合わせ先

慶應義塾大学SFC研究所イスラーム研究・ラボ事務局 E-mail: prof.okuda.sg@gmail.com

 

 

 

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