慶應義塾大学SFC奥田敦研究会

Prof. Atsushi OKUDA's Laboratory for Arabic Islamic Studies

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ASP

ASPとは

日本語を学ぶアラブ人学生を約2週間日本に招聘し、アラビヤ語を学ぶSFC生と様々な活動を行う学術交流プログラムです。

ASPの由来

Ahlan wa Sahlan Program(アハラン ワ サハラン プログラム)の略称です。Ahlan wa Sahlanとは、アラビヤ語で、「ようこそ」や「家族のようにくつろいで」という意味です。

今年で15回目を迎えるASPは、アラビヤ語の現地研修でお世話になった人々への感謝の気持ちをきっかけに、2002年の第1回以来、14年間で、7カ国から計66名を招聘しました。ASPを終えそれぞれの国へ帰国した後、再び日本へ留学する学生も増えています。

ASPの活動内容

ASP期間中は、日本語によるレポート作成と日本語学習者向けスキットの撮影を中心に、日本文化体験、アラビヤ語ディスカッション、小旅行などの活動を行います。

ASPの日本語学習

日本語学習は、ASP1本柱のうちの1本です。招聘者は2週間で約100時間、日本語の勉強をします。アラブ人学生は、2週間かけて自分の関心分野についてのレポートを作成し、最後にはスピーチを行います。

レポート作成は5人程度の日本人チューターの学生と共に行います。招聘者の関心分野について、SFCの先生方や、学外の専門家にお話を伺ったり、SFCの学生へインタビューしたり、様々な調査を行います。

ASPのスキット撮影

日本語学習に並ぶもう1本の柱として、共同スキット撮影があります。このスキットは、海外の日本語学習者を対象とした日本語学習用のスキット映像で、毎年テーマを決めて招聘者毎に作品を作っています。なお、ここで撮影されたスキットビデオは、アラブ諸国での日本語学習の副教材として、アラブ諸国の日本語教室へDVD配布を始めています。

 これまでのASPのスキットはコチラからご鑑賞いただけます。

ASPの理念

上記の活動の背景には次のような理念があります。

彼らが何者かをわかるためではなく、彼らとわれわれがお互いの変化を通じて、いかに「大きなわれわれ」になり得るのかを実践的に考える(奥田敦)

学術文化交流活動を通して目指しているのは、単に文化や宗教の違いを知るということだけではありません。学問を追究する学生同士として、共に学び、意見を交わす中で、互いに影響し合い、お互いが変わっていくことが大切であると考えています。

ASPの特徴

交流活動としてのASPの特徴を3つにまとめると、

    1.互いの言語を学びあう学生たちが
    2.一つのものを共に作る
    3.学生主体の、手作りプログラム
と言えます。そしてこのプログラムは、大学の学術交流のモデルケースになることも目指しています。

ASP実施報告

アラブ人学生歓迎プログラム(ASP2015)は11月1日から11月15日までの1週間に渡って開催されました。昨年度の統一テーマは「そして、共に歩もう」でした。スキットに関しては、「SFCキャンパスツアー」と題して招聘者3人による合作となりました。また日本語レポートに関しては各招聘者の興味関心に基づいて、日本と出身国でのチームワーク観の違いや、延命治療と宗教などのテーマでレポートを作成しました。なおこのレポートの発表は、200人ほどが履修しているSFCの『イスラームとイスラーム圏』の授業内にて、モロッコ日本人教師会の先生方など関係者を招いて行われました。